水処理微生物培養資剤ブルーミネラルによるバチルス菌増殖及び胞子化試験
はじめに
バチルス菌資剤バチルエナジー・ブルーエナジーに使用しているバチルス菌の有機物分解能力を調べ、一般的な下水道処理施設及びし尿処理施設の処理細菌の能力と比較する。
試験方法
下水道処理、し尿処理、食品廃水処理、畜産廃水処理などの水処理に関わる生化学的性質のうち、澱粉による炭水化物分解性と、クックドミートによるタンパク質分解性(SS減少量比較)を調べる。
1・澱粉分解試験
澱粉培地にバチルエナジー、ブルーエナジー、し尿処理、下水処理の活性汚泥を植菌培養し、ヨーソ澱粉反応で澱粉の分解能力を調べる。
結果
バチルエナジー、ブルーエナジーに使用しているバチルス菌の能力が高かった。(バチルエナジー、ブルーエナジー、一般的なI、S公共下水道、Iし尿処理施設の処理細菌の澱粉分解写真参照)
青黒いところはヨウ素澱粉反応で澱粉が分解されていない。分解した面積が広いほど、能力の高い処理細菌である。
2・クックドミート分解試験
クックドミート(肉片)培地にバチルエナジー、ブルーエナジー、し尿処理、下水処理の活性汚泥を植菌し、クックドミートが可溶化する速度と、SSの減少量で分解能力を調べる。
結果
3~4日後に100%可溶化し、且つSSが減少した。
沈殿物が少ないものほど、分解能力が高く、汚泥発生量が少なくなります。
SS減少量の比較写真参照:T公共下水道のクックドミート減少量は一般的な下水処理場の処理細菌の能力です。
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ブルーエナジー(左) T公共下水道(右) |